多摩川源流トレイルラン(KFCトライアスロンクラブ主催)

Trail-Run01

2009年夏、NPOほうれんぼうの森とKFCトライアスロンクラブとの出会いがきっかけで実現した、多摩川源流トレイルラン。最初の数回は開催のお手伝いをしていましたが、回を重ねるごとにご好評をいただき、開催規模を拡大したことからすでに当NPOは運営から退きました。

豊かな森と多摩源流の水系を同時に満喫できるバラエティ豊かなコースは他には類を見ないものとなっています。トレイルランの応援やボランティアなどで参加いただくことも可能です。

過去の開催レポートは、以下のKFCトライアスロンクラブHPでご覧いただけます。

そんな「多摩川源流トレイルラン」の第8回が、2016年9月11日(日)に開催されます。
ここからは、KFCトライアスロンクラブHPから開催の詳細情報を引用させていただきます。


8th Tamagawa Genryu Trail Run

東京都の水源林にある広葉樹の森、巨樹の森、清流が育むワサビ田を楽しむ。
さらに、コスモスの花、ソバの花の美しい時季です。

  1. 日時
    2016年9月11日(日)
  2. 開催地
    山梨県小菅村
  3. 主催
    多摩川源流トレイルラン大会実行委員会
  4. 後援
    小菅村、西東京市役所トレイルランニングクラブ、日本スポーツ&ボディ・マイスター協会(JSBM)
  5. 距離
    25Km
  6. 第3回大会からスタート&ゴール地点が天然温泉「小菅の湯」に変更になりました。ゴール後すぐに温泉でリラックスできます。
  7. 小菅の湯(標高約700m)【Start】→ワサビ田地帯→栃の巨木→山沢入りのヌタ→鶴寝山(標高1368m)→松姫峠【第1関門】 →奈良倉山(標高1349m)→鶴峠【第2関門】→三頭山とオマキ平の分岐→オマキ平→原始村→小菅川沿い木道→小菅の湯【Goal】
  8. 多摩川の源流を育む美しい水源林や高原(標高1300m)の爽やかな雰囲気を醸し出すトレイルがメインステージとなります。小菅村が誇る明治から続く手付かずの森をご堪能下さい。

    スタート(小菅の湯)から鶴寝山まではひたすら上りです。湧水を利用してのワサビ田地帯や巨樹の森、ブナやミズナラの広葉樹の森が広がります。
    鶴寝山から鶴峠までは下りベースとなります。その後、三頭山とオマキ平の分岐まで上り、その後、小菅川まで下ります。清流小菅川沿いの木道も本大会ならではの楽しいコースです。
    そして、ゴール後は天然温泉が待っています。

巨樹と水(清流)の小菅村

小菅村の周囲の山々の多くは明治34年(1901年)以降、東京都が買収し、水道水源林として保全されています。そのため、100年以上の長きに亘って人の手が全く入らず昔ながらの自然がそのままに保たれています。そのお陰で、ブナやミズナラなどが生い茂った広葉樹の森が広がっています。遠く秋田県の世界遺産「白神山地」まで行かなくても、ここで充分という気がします。

また、樹齢数百年くらいは優にありそうな巨木が林立している巨樹の森もあります。まるで、プチ・ジェラシックパークを彷彿させる世界。特に圧巻なのはトチの巨木。あの屋久島の縄文杉にも引けをとらない幹の太さ。正確な樹齢は知らないが千年くらいは経っているのでは・・・。首都圏の近くにこれほどの自然が残っているのは奇跡に近いと言われているそうです。

巨樹だけでなく、水(清流)の風景も綺麗です。保全されている水源林の山腹から水が湧き出しています。この湧き水を利用して谷間一帯にワサビがたくさん栽培されています。このワサビ田の棚田が谷間の山沢川の清流に沿って1km以上続いています。ワサビ田と水の風景も圧巻。

小菅村と本大会について

小菅村は人口800人ほどの小さな村です。2009年夏、東部森林公園キャンプ場「ほうれん坊」との出会いがあり、我々KFCはここの村興しイベントをお手伝いすることになりました。そんな訳で「多摩川源流トレイルラン大会」は小菅村の村興しを目的としたイベントです。アクセスは良くないですが、トレランレースとしてのロケーションは最高です。山と水を同時に楽しめるトレランレースは本大会以外にはないでしょう。

会場へのアクセス

受付会場となる小菅村「小菅の湯」へはJR青梅駅から車で約1時間の距離にあります。また、JR奥多摩駅からバスが一日に4本運行しています。所要時間は約50分。小菅村は奥多摩湖に隣接した村です。バスに関しては、小菅村観光協会(0428-87-0741)にお問い合わせください。

しかし、ここの立地条件を考えると、やはり車で来られるのがベストとお思います。駐車場(+小菅の湯割引券=700円/1日)はご用意しています。或いは、前泊されて、巨樹と水の小菅村を散策されるのも良いかと思います。

Trail-Run02