「ほうれんぼう」という言葉の意味
小菅の古い方言に『ほうれる』という言葉があります。
家の中で遊んでいる子供に対して母親が「家の中ばかりにいないで、外でほうれて来い」と言います。すなわち『ほうれる』は外遊びのことです。
転じて本来の畑仕事や山仕事の合間を利用して、魚釣りや狩りやキノコに夢中になる人の事を『ほうれん坊』と呼んだようです。
「ほうれんぼう」という一度聞いたらなかなか忘れない印象的なフレーズは、家の中ばかりで過ごす現代の子供や大人達に外遊びを提案する私たちには打って付けの言葉でした。
都会に住む方が、小菅村を訪れて小菅の人々や豊かな自然に触れることで、時間を忘れてしまうほど夢中になり『ほうれん坊』となってしまう程に楽しんでいただきたい。そんな思いから「ほうれんぼう」は、NPOほうれんぼうの森の理念を表現するような言葉となりました。